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●ちょっとだけカーテンの歴史探究 specialページ
中国敦煌の石窟内で見つかった壁画の写真です。7世紀ごろのもので、近年シルクロードの砂の中に埋まっていた中から見つかりました。
上部四方にスワッグ&テールの装飾をめぐらし、それを囲むように雲の絵が描かれ、天空を現しています。中央の人物は「維摩居士」といい、文殊菩薩と説法をしたという人物ですが、人格者の象徴です。
どっしりとした台座は装飾を施し、主人を迎えるにふさわしいしつらえになっています。

上部の飾りスワッグ&テールを見てみますと、ファブリックスは雲の白とは明らかに違い、混沌とした宇宙を現すグレーカラーになっています。
このバランスを実際に作成することで考えますと、ウェーブをきれいに出すために、布目をバイヤス45°でカットして、渦巻模様を中央ラインでカットした形のスワッグになっていて、下部のラインがとても綺麗に出ています。
テールの形もバイアスカットで柔らかさを出し、裏地を着けて作成しているのがよくわかります。
セッティングを考えてみると、裏側の施工においても、縫製の仕様で生地の厚みや取り付けにもかなりの技術が要求されていることに気がつきます。

なお、別紙写真において、現在のスワッグ&テールとカーテンを見ていただいてもほとんど違わず、上にスワッグ下に台座あとは主人が座るだけです。全体のバランスといいまったく同じスタイルデザインになっていることに気がつき、びっくりします。
ヨーロッパでカーテンが花開く、更に700年前の中国での壁画といいながら、さらに詳細に検討すれば新たな発見に気づく貴重な壁画です。
AD7世紀のスワッグデザイン? 現在のスワッグデザイン